
生活動線がしやすい間取りってあるの?

寝起き1番の行動は、添い寝ているねこの存在を確認することですw
こんにちは、北原しゅふです。
生活動線+アルファを細かく考えていきます。詳しくはこちらで解説しています。
一日の生活を細かく見つめなおすと、最適な生活動線や間取りがわかります!
うちの間取りは私が間取り設計シュミレーションソフト(せっけい倶楽部)で作ったものが実際に採用されました。ラクで快適な生活を送る為には、どのような生活動線にすればいいのか。注文住宅を建てた私の経験を交えて、解説していきたいと思います。
今回は
- 朝起きてから出かけるまでの行動や生活パターン
- お仕事から帰宅した時の行動や生活パターン
- 学校から帰宅したときの行動や生活パターン
- お風呂に入る時の行動や生活パターン
- 寝るまでの家族それぞれの行動や生活パターン
について解説します。
自分に合った最適な家事動線が知りたい方は必見です!
朝起きてから出かけるまで
朝目覚めたら何を最初にするのか
朝目覚めました。
あなたはその後どのような行動をとりますか?
何もしないで、起きる時間にパチリと目が開く人は少ないですよね。
大抵の人は目覚ましを止めるのではないでしょうか?
- それは携帯ですか?
- 目覚まし時計ですか?
目覚まし時計の場合は目覚まし時計を置く場所が必要になります。
エアコンのリモコン、照明のリモコン、メガネをかけている人はメガネを置く場所が必要になります。
寝るだけだから寝室はベッドだけあれば狭くてもいいという人もいると思いますが、携帯、時計、メガネ、エアコンのリモコンなどをどこに置くかを念頭に置いて寝室の間取りを考えます。
サイドテーブルを使いたいという場合はベッドとサイドテーブルが入るように設計段階から家具の配置を考えます。
家具の配置についてはこちらでもお話しています。
どこで着替えるか
パジャマや部屋着から私服に着替える時
どこで着替えますか?
例えば
2階の寝室?それとも1階で着替える?
- 2階の寝室で私服に着替える場合は、2階の寝室にクローゼットが必要になります。
- 1階で着替える場合は、1階にクローゼットが必要になります。
着替える場所で、クローゼットの適正場所が変わってきます。
また、部屋着をどこに置くのかです。
毎日洗濯しない人は部屋着置き場が必要になりますね。最初に決めておくと部屋が散らかりません。
新聞を読むのか
朝から新聞を読むという人は読む場所の近くに新聞の置き場所があると便利です。
私はネットニュース派なのですが、夫はネットニュースも新聞も大好物ですw
夫が座るダイニングテーブルの横には、新聞入れが設置してあります。
新聞を一時的に入れておく→夫が新聞を読む→玄関の新聞入れに入れるになります。
新聞の一時置きだけではなく、読み終わった新聞を入れておく場所も必要になります。
ちなみにうちは玄関の一部が新聞置きとダンボール置きになっています。
その2つの置き場所も最初に考えておくと散らかりません。
メイクはどこでするのか
女性だとメイクをする人もいると思います。メイクをどこでするのかも予め決めておいた方がいいです。
メイクの収納場所も最初から決めておくとスムーズに生活できます。
固定でメイク用品を置いておくのかメイクバッグやボックスをどこからか持ってきて使うのかなど。できれば固定がラクです。
私の場合はダイニングテーブル横がメイク置き場&アクセサリー入れになっています。おりたたみの鏡をダイニングテーブルに設置してすぐにメイクができるようになっています。
洋服を着る→ダイニングテーブルに着く→メイクをする→アクセサリーをつけるの一連の流れがスムーズにできます。
洗面台
造作の洗面台を作る場合は髭剃りを置く位置やドライヤーの位置も気を付けましょう。
鏡の中の収納にコンセントがあると髭剃りの充電、ドライヤーなども出っぱなしという事が防げます。
私のおすすめは既製品の洗面台です。
高機能で収納も大容量に入るのでおすすめです。
うちの場合ダブルシンクにしました。といっても、既製品の洗面台を2つ並べて設置しただけです。
大工さんに2台のつなぎ目を防水のコーキング(ボンドみたいなもの)を塗ってもらいました。
これが本当に便利!
2人で同時に使えるだけではなく、ちょっとした汚れものの浸け置きのバケツを置いていても、もう一方で洗面台が使えたりするので大変便利です。
オシャレ盛りの子どもから「パパ、ママどいて!」もなくなりますw
お仕事から帰宅した時の行動や生活パターン
帰宅した時
お仕事から帰宅した時まず鍵でドアを開けますよね。その鍵どうしますか?

え?どうしますかってどういうこと?w
鍵はどこに収納するか?
玄関に置き場所を作るか、リビングに置き場所を作るかなど、鍵をどこに収納するかまずそれを決めます。
そうすると朝「鍵がない!?」という事がありません。
また鍵の収納場所に印鑑も一緒に置くと宅配など印鑑が必要な場合すぐに対応できて便利です。
もし玄関に鍵をかけるフックなどを取り付けてもらう場合は家の建築と同時に付けてもらうと後々ラクです。
また来客が多い場合は来客用の一時的なコートかけなどのフックをつける場合も建築時に一緒につけてもらうといいと思います。
入居時にすぐ使えるからです。
冬のコートやアウターはどこに収納するか
帰宅した時着ているアウターをどこに置くかですが、この場所をきちんと設定しないとソファーや椅子に朝までコートがかけっぱなしなどということになります。
何故そうなるのかというとコートの収納場所、指定場所が決まっていないからです。
コートやアウターの収納場所で1番いいのは玄関、または玄関から何歩かの場所に収納するのがラクです。
動線がラクなだけではなく、花粉やホコリをリビングに持ち込まなくて済むからです。
花粉やホコリに敏感な方は、スチームハンディアイロンをそばに置いておけば花粉をとったり除菌もできます。
こちらのアイロンは場所をとらず24秒で立ち上がり立ったままアイロンがかけられ、服を何度か撫でるだけで花粉をとったり除菌ができます。
ハンディアイロンを使う場合は、収納場所にコンセントを付けることも忘れないようにしてくださいね。
普段使いのバッグの置き場所
コートやアウターを脱いだら次はバックです。
バックの収納場所も最初から決めておくとソファーや椅子などにとりあえず置いておくということがなくなります。
玄関に収納場所を作ってもいいのですが、貴重品なども入っているのでうちの場合は、リビングダイニングの対面キッチン側面にあえて壁を設け、そこにフックを設置してもらい普段づかいのバッグをかける場所にしました。
普段使いのバッグの場所も決めておくと部屋が散らかりません。
学校から帰宅したときの行動や生活パターン
例えば、小学生が学校から帰宅したときどこにランドセルを置くか決めておくと子どもの生活動線がスムーズです。
2階建ての場合多くの家庭が2階に子供部屋がある場合が多いと思いますが
どこで勉強をするのかでランドセルの置き場所が変わります。
勉強する場所
1階で手洗いうがいをし、2階に行く前に体育着、給食袋、マスク、おはしセット、水筒、プリントなどを出してから階段を上り2階にランドセル、帽子を置きます。
そこから2階で勉強するのかまたはリビングなどの違う場所でするのかで子どもの行動が大きく変わります。
2階で勉強する場合はそのまま宿題をすればいいのですが
リビングでする場合は、いちいち宿題一式を2階からリビングに持って行かなければなりません。
宿題一式と一緒に辞書などを使う場合もありますし、読書が宿題で出ている場合は本もリビングに持って行かなければなりません。でも、多くの小学生は帰って来てすんなり宿題をやれる子はそんなに多くはないでしょうねw
階段を登ったり降りたりを繰り返すことになると同時に、宿題一式を取りに行くのが億劫になり、更に宿題のやる気が削がれると思います。
2階にランドセルの置き場所がある場合帰ってきてすぐリビングで宿題をすると、リビングにランドセルを置きっぱなしにする事になります。
「早くランドセル片付けて来なさい!」って言われる子どもが多いんじゃないでしょうかw
リビングで勉強する場合
リビングで勉強する場合は1階にランドセル、帽子、普段使う学用品を置くような場所があると便利です。
ランドセルも1階のリビングやリビング続きの洋室・和室などに置き場所があると宿題から明日の準備までがスムーズです。
親の方も目が行き届きやすいので管理をするのがとてもラクです。
うちもリビングの一角がランドセルや学用品置きになっています。
帰ってきてから宿題までがスムーズです。子どもの生活動線は数歩です。
親の方も
「プリントは?プリント出てないじゃない!?持ってきなさいキィー(怒」
という事がなくなりますw
また小学生の夏休みなどの長期休みの前は結構な大量の学用品を持ち帰りますよね。
小学校に上がるお子さんをお持ちの方は、ランドセルの収納と同時に学用品もどこにしまうかを事前に考えておきましょう。
主な小学生の学用品一覧
- ピアニカ
- 絵具
- 習字用具
- たて笛
- 彫刻刀
- 粘土
- 粘土板
- 図書バッグ
- 国語辞書
- 漢字辞書
- クラブで使うもの
など
学年によって使わなくなるもの購入するものが変わります。
後は大量の作品類ですね。
うちは作品を持ち帰ってきたら、すぐにそれを写真に撮り、その後フォトアルバムにして残し、本体は一定期間経ったら子どもに了解を得て捨ててます。
習い事用品の置き場
野球、サッカー、水着、空手着、柔道着、バレエ、塾など色々な習いごとがありますが、習い事関係の置く場所も学用品の近くだと子ども自身で管理できるようになります。
ピアノの置き場所
アップライトやグランドピアノを置く場合は設計段階で伝えておきましょう。何故なら床の補強が必要だからです。
お風呂に入る時の行動や生活パターン
お風呂に入る時パジャマ・部屋着、下着などどこから持っていきますか?
私のおすすめは脱衣所を少し大きめに作りそれらを収納する事です。
ちなみにうちの場合は家族3人で3.31㎡の脱衣所です。洗濯機も置いてあり、脱衣所兼ランドリールームになっています。
形状にもよりますが、人数が多い場合はもう少し大きい方がいいと思います。
脱衣所には部屋着(スチールラックのハンガーにかかっている)、下着の他に、靴下(冬用の厚めの靴下も)、冬用のヒートテックなども収納ボックスにしまってあります。
家族散り散りになっていると管理が大変なので部屋着、下着などはお風呂近くの1ケ所収納がおすすめです。
そうすると2階に行ったり、1階であちらこちらに行ったりする事がないので、生活動線もスムーズです。
寝るまでの家族それぞれの行動や生活パターン
例えば、ベッドで本を読みながら寝る場合はサイドテーブルが必要になるかもしれません。
また今ってほとんどの人が携帯電話を持っていますよね。
- 携帯電話を就寝時何かあった時の為に、多くの人がベッド周りに置いている。
- お布団に入りながら携帯をいじって就寝
- 携帯の充電をして就寝する。
こんなケースも多いと思います。
そこで大事なのが「コンセント」です。
携帯を充電する際にベッド周りにコンセントがないととても不便です。
また、間接照明やコンセント必須のアロマなどを置く場合も近くにコンセントがないといけません。
延長コードを使うと、コードが絡まったりホコリが溜まりやすく掃除機がかけづらくなります。
うちの場合はベッドで寝るので
携帯の充電を使う事を想定してコンセントを高い位置に決めました。
コンセントって下にあって当然みたいなところありますよね。
時と場合によっては高い方が便利だと思って、ベットの高さを測って寝たまま水平に充電器がさせるようにしてあります。
これは本当に便利です。ストレスフリーですね。
コンセントが近くにないと結構なプチストレスだと思います。
プチストレスというか毎日の積み重なると結構なストレスになりますよね。
まとめ
家族全員の一日の生活パターンを細かく振り返ると最適な間取りになります。
自分たちが普段どんな行動をとっているかを知ることで、自分たちの家にはどんな間取りがよいのか?だんだん明確になります。
家具の場所コンセントの位置にも気を付けましょう。
それではまた( ´ ▽ ` )ノ